仮想通貨の中でも注目されているのがNFT(Non-Fungible Token)と呼ばれる非代替性トークンです。NFTとは、ブロックチェーン技術を用いてデジタルデータに唯一無二の価値を付与することができるトークンのことで、アートやゲーム、音楽など様々な分野で活用されています。
NFT市場は2021年に大きく拡大し、世界全体で176.9億ドル(約2兆円)の取引総額を記録しました。2022年にはさらに成長が見込まれており、多くのNFTプロジェクトが誕生しています。
1. サンドボックス(The Sandbox/SAND)
サンドボックスは、メタバースと呼ばれる仮想空間上で自由にゲームやアートを作成・体験・販売できるプラットフォームです。メタバース上の土地(LAND)をNFTとして購入し、そこでイベントを開催したり、NFTを販売したりすることができます。
サンドボックスは、2021年11月に急騰し、前年比の200倍以上の価格になりました。これは、メタバースが話題になったことや、有名企業や人物がLANDを所有したことが要因と考えられます。例えば、以下のようなLAND所有者がいます。
- GUCCI
- adidas
- ワナ―・ミュージック・グループ
- 松浦勝人氏(音楽系国内最大手エイベックスの社長)
- スヌープ・ドッグ氏(世界的人気ラッパー)
これらのLAND所有者がサンドボックス内で何をするのか、どのような価値を生み出すのかに注目が集まっています。また、2022年9月には、シンガポール最大手の商業銀行であるDBS銀行と提携を発表しました。これは、サンドボックスが信頼性や将来性の高いプロジェクトであることを示しています。
サンドボックス とは?
サンドボックスは、国内で購入できるNFT関連銘柄の中でも最も人気が高いものの一つです。Coincheckでは、サンドボックスの土地(LAND)も購入することができます。メタバースの可能性に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
サンドボックスは、ブロックチェーン技術を用いてデジタル資産を生成、設計、売買することができる仮想世界です。サンドボックスは、ゲームの世界にブロックチェーン技術を導入しており、ユーザーはクリエイターとゲーマーの両方になることができます。サンドボックスのユーティリティ・トークンはSANDと呼ばれ、プラットフォーム上での取引やガバナンスに使用されます。 SANDトークンは、ERC-20の標準トークンであり、イーサリアムのブロックチェーン上に発行されています。SANDトークンの最大供給量は30億個であり、現在約6.8億個が流通しています。SANDトークンは、BinanceやUniswapなどの取引所で購入することができます。
サンドボックスの創設者は、Pixowlというスタジオの共同設立者であるArthur Madrid氏とSebastien Borget氏です。サンドボックスは、AtariやCryptoKittiesなどの有名なブランドから支援や出資を受けています。 サンドボックスは、アートやゲーム、スポーツなど様々なカテゴリーのNFTを売買できるOpenseaというマーケットプレイスにも参加しています。
2. ディセントララン(Decentraland/MANA)
ディセントラランドは、ブロックチェーンを活用したNFT/メタバースプロジェクトで、世界の大手テクノロジー企業であるサムスンと提携しています。ディセントラランドでは、仮想空間上の土地(LAND)をNFTとして購入し、そこで自分の好きなものを作ったり、他のユーザーと交流したりすることができます。
ディセントラランドは、2030年に78兆8,705億円まで市場規模が成長すると予測されているメタバースプロジェクトの中でも最大手のプロジェクトです。ディセントラランドのLANDは、世界中のユーザーや企業から高い需要があり、高額で取引されています。例えば、以下のようなLANDの取引がありました。
- 2021年3月には、ディセントラランドのLANDが900万ドル(約10億円)で売買された
- 2021年8月には、ディセントラランドのLANDが1,295万ドル(約14億円)で売買された
これらの取引は、ディセントラランドのLANDがどれだけ価値があるかを示しています。また、ディセントラランドでは、様々なイベントやコンテストが開催されており、ユーザーの参加や創造性を促進しています。
ディセントラランドとは?
Decentraland(ディセントラランド)は、ブロックチェーン技術を活用したオープンメタバースプラットフォームです。ユーザーは自由に土地を所有し、コンテンツを作成・体験することができます。
Decentralandの基本的な概念
Decentralandでは、ユーザーは仮想世界内で自由に行動することができます。土地を所有し、自由にコンテンツを作成することができます。また、他のユーザーが作成したコンテンツを体験することもできます。
Decentralandでできること
- 様々なモノを建築できる
- イベントに参加・開催できる
- アイテムや土地が売買できる
- マイニングができる
3. NBA Top Shot(NBAトップショット)
NBA Top Shotは、NBAの公式ライセンスを持つNFTプロジェクトです。 NBA Top Shotでは、NBAの試合で起きた名シーンやプレイヤーのパフォーマンスを、デジタルカードとしてコレクションすることができます。 NBA Top Shotの特徴は、Flowというブロックチェーンを採用していることです。 Flowは、高速で安全な取引を可能にするブロックチェーンであり、NBA Top Shotのような大規模なNFTプロジェクトに適しています。 NBA Top Shotは、NBAのファンやバスケットボールの愛好者にとって、魅力的なNFTプロジェクトです。 NBA Top Shotは、NFTのスポーツ分野におけるリーダーとなっています。
NBA Top Shotとは?バスケファン必見のNFTサービス
NBA Top Shotとは、NBA選手のプレイ動画を収めたデジタルカードを取引できるサービスです。NBAとDapper Labsというカナダの会社が共同で開発し、2020年10月にサービスを開始しました。Dapper Labsは、人気のNFTゲーム「CryptoKitties」を開発した会社で、NFTの先駆者として知られています。NFTとは、Non-Fungible Tokenの略で、代替不可能なデジタルデータのことです。NFTは、ブロックチェーンという分散型の台帳に記録されることで、その所有権や真正性を証明できます。NFTは、アートやゲームなど様々な分野で活用されており、デジタルコレクションの新しい形として注目されています。
NBA Top Shotでは、NBA選手のプレイ動画を収めたデジタルカードを「モーメント」と呼びます。モーメントは、NFTとして発行され、限定数やレアリティによって価値が異なります。モーメントは、パッケージと呼ばれるセットで購入することができます。パッケージには、複数のモーメントがランダムに入っており、開封するとどのモーメントが手に入るかわかります。パッケージは、定期的に販売されますが、人気が高いため、すぐに売り切れてしまうことが多いです。パッケージの販売情報は、NBA Top Shotの公式サイトや公式ツイッターで確認できます。
モーメントは、パッケージで購入する以外にも、マーケットプレイスと呼ばれる場で売買することができます。マーケットプレイスでは、他のユーザーが出品したモーメントを購入したり、自分が持っているモーメントを出品したりできます。マーケットプレイスでは、モーメントの価格は自由に設定できますが、需要と供給によって変動します。人気の高い選手やレアなモーメントは、高値で取引されることがあります。例えば、レブロン・ジェームズのダンクシーンのモーメントは、2021年2月に約2億円で売買されたことがあります。マーケットプレイスでは、モーメントの価格や売買履歴を確認できるので、参考にしてみてください。
NBA Top Shotでは、モーメントをコレクションするだけでなく、ゲームにも参加することができます。現在、ベータ版として「Hardcourt」というゲームが提供されています。Hardcourtは、自分が持っているモーメントを使って、オンラインで他のユーザーと対戦するゲームです。モーメントには、選手の能力やスキルが反映されており、ゲーム中に発動することができます。ゲームに勝利すると、報酬として新しいモーメントを獲得できます。Hardcourtは、今後さらに機能やコンテンツが追加される予定です。
まとめ
以上が、海外で人気のNFTプロジェクト3選でした。 NFTは、デジタルデータに価値を付与する革新的な技術であり、様々な分野で活用されています。 海外では、NFTの市場規模や取引量が日本よりもはるかに大きく、多くの革新的なプロジェクトが誕生しています。 これらのプロジェクトは、NFTの可能性や魅力を感じることができるだけでなく、仮想通貨の投資対象としても注目されています。 NFTに興味のある方は、ぜひこれらのプロジェクトをチェックしてみてください。